12月5日の物語 ある少女のお話

紡ぐタロット

泣いている少女がいました

来る日も来る日も

心には雨が降っていました


ある日風に乗って

一つの種が落ちました

涙に濡れて種は目を出し

時間をかけて

成長し蕾をつけ

いつの間にか少女はその様子に夢中になっていました

花が咲く頃には

少女はもうこの世界には「叶わない事」があると知っていました

また「叶わない事」が

他の何かを「叶える」のだとも気付いていました

だから雨の日は傘をさし

手には自分の意思を握り

変えられない世界を嘆き
拒否するのではなく

その世界に対峙し

色を足していく

そうすれば

今までにない世界になる

少女が足した色が世界と混ざり合い

どんな色が生まれるかは分からないけれど

雨の日には傘をさして

晴れの日には花を愛でて

そうして時間が経てば

絶対に泣いていたあの世界では見えなかった景色が

目の前に作られている

受け入れて#力
決意して#ソードのエース
混ざり合う#節制 


今日の物語り 

コメント

タイトルとURLをコピーしました